低学年例会「こぎつねコンとこだぬきポン」を観て

2018年9月26日(水)、27日(木)19:00~かるぽーと小ホール

低学年向け鑑賞定例会(以後、例会)『こぎつねコンとこだぬきポン』の舞台公演がありました。

この物語は原作絵本をもとに作られた人形劇で、おとなたちのしがらみやたてまえの世界と子どもたちの純粋な気持ちで生きる世界とのギャップがシンプルに描かれた作品でした。

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≪あらすじ≫

友だちがいないコンとポン。そんな二人が深い谷を隔てて出会った。行き来ができなくてただお互いを真似っこして遊ぶだけ。でも楽しくて嬉しくて。二人は『ともだち』を見つけた!!でも両親は大反対!

「僕たちは一緒に遊びたいだけなのに・・・」

ある日嵐で杉の木が倒れ、二つの山に橋が架かった。一緒に遊べる!!嬉しくて仕方ない二人。ばけっこ遊びが始まったが・・・。

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このお話と出会ったきっかけは保育園のバザーで先生が原作絵本をすすめてくれたことでした。

なんとなく買って家に帰って子どもに読み聞かせをしようとしたら、なんと!ものすごく文字がいっぱいで思わずパタンと閉じて、一度覚悟をきめてから読み聞かせたのを覚えています。

しかし読み始めると、なんて深い話なんでしょうか!少し時間はかかりましたが一気に読み終え、何とも言えない温かい気持ちになりました。

そんな素晴らしい原作だったので、どうやってこれを人形劇として演じるのだろうととても楽しみにして鑑賞しました。

むうさんが演じる「こぎつねコンとこだぬきポン」は、絵本にはない演出がほどこされていたり、途中で会場のみんなと踊ったり、子どもたちがたくさんツッコミをいれたり、予想をかなり上回るほどの笑いと歌とそして感動の人形劇でした。

家に帰ってからもう一度原作本を読みました。劇で出てきた曲のメロディーをおりまぜながら読むと子どもたちが興奮気味になり、もう一度楽しめました。最後のページを読みながら、こみ上げてくるものがあり、やっぱり原作もいいなと思いました。そして、やっぱり劇を観たことで、時間が経っても子どもたちがノリノリで歌ったり踊ったりして楽しんでくれるのが嬉しいなと思います。

さっきぃ

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