子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。
2016年11月7日(月)19:00開演 高知県立県民文化ホール(グリーン)にて、
12月期 高学年例会が行われました。
この作品は、劇作家 篠原久美子さんが実際に被災地を何度も訪れ、ボランティア活動をしながら見聞きしたことを元につくられたフィクションです。地震と津波と原発事故という未曽有の災害に見舞われた東日本。
小学5年生の男の子「空」とその家族を中心に災害に苦しむ人々の様子を描いています。
前年の例会企画会議(次年度の舞台鑑賞(定)例会作品を選ぶ・考える会)で高学年の子ども達からぜひ観たいとの声が上がり、事前に台本のリーディング体験をして臨んだ例会でした。
舞台からは、どこに向けたらよいかもわからない強い憤りと悲しみを感じました。
おとなも子どもも苦しんでいました。こども劇場の例会では「観てよかった。」と思える作品がたくさんありましたが、今回は「たくさんの方に観てほしい」「たくさんの方と見なければならない」作品だったと思いました。