【小学生以上例会報告】 人形芝居 燕屋『グリムのかばん』

子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。
定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。

2024年3月13日(木)・14日(金)19:00開演、高知県立県民文化ホール 第6多目的室にて、人形芝居燕屋による《小学生以上例会》『グリムのかばん』を上演しました。

3月13日〜15日はこども劇場3月例会でした。

今回は、”人形芝居 燕屋”のくすのき燕さんをお迎えして3日連続の開催で、初日と2日目は《小学生以上》例会の『グリムのかばん』でした。

グリム童話の燕風ア・ラ・カルトと銘打って『いばら姫』『赤ずきん』『漁師とその妻』の3つのお話がありました。

人形劇の道具と間違えてパーティグッズの入った鞄を持ってきてしまったという設定で始まった『いばら姫』。いろいろな道具を半ば強引に登場人物に見立てて物語を始めます。白いポットがお城の塔になったり、ファンファーレのラッパになったり。王様はフォーク、お妃様はスプーンです。13人の魔女たちは調理道具でしたが、それぞれの道具の名前や用途にちなんだ工夫を凝らした演出には驚かされました。
おとなも子どもも引き込まれその面白さに大笑い、最後まで目が離せませんでした。

二つ目の『赤ずきん』はあまりにも有名なお話で、ストーリーの展開は会場の子ども達に委ねられました。次々と聞こえる客席からの声をうまく拾ってお話を進めていく(時には滞る)様子に、燕さんの力量を見せられた思いです。初日と二日目では客席からの言葉が全く違っていて、お話の中身も長さも違うものになったのが面白かったですね。

三つ目の『漁師とその妻』では、やっと木彫りの人形を見ることができました。よくある正直者と欲張り者のお話ですが、どんどんエスカレートする望みに対する結末が、とんでもなく酷いものではなく、元の暮らしに戻るだけだったのはちょっと意外でした。燕さんによるとほぼ原作通りとのことです。

人形芝居 燕屋さんの小学生以上対象の例会はいかがだったでしょうか?

これまでは幼児〜低学年向けで設定してきましたが、初めて参加した高学年の子ども達の感想が気になりますね。

                         (子どもの舞台研究部 うさぶー)

開演前に、前回の12月例会から会員が増えたお知らせがあり、みんなで喜びました!
次の例会でも増えるといいな~

高知市こども劇場は会員制で運営しています。例会当番も会員が担っています。
いろんな当番があるので、ぜひ参加してね!

終演後に記念撮影!赤ずきんちゃんになりきった姿も可愛いですね!

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