2024年8月16日(金)13時〜16時、朝倉ふれあいセンター実習室にて、9月例会『馬頭琴とホーミーの調べ』の事前行事として、小学4年生以上を対象に料理教室を行いました。参加者:子ども11名、大人9名(うちスタッフ6名、会員外1名)
何度もモンゴルを訪れモンゴルに造詣が深いアーティストの岡林立哉さんに、本場のお料理を教えてもらいました。
メニューは、モンゴルの蒸し餃子(ボーズと言います)とうどんとミルクティーでした。
講師の岡林さん含む大人だけの班、親子班と、子ども達だけの3班に分かれて行いました。
餃子は小麦粉で皮から作ります。ニラと牛肉たっぷりだけど、蒸し餃子なので意外とあっさりでジューシー。皮を作って余った生地を薄く伸ばして麺にして、牛肉や野菜入りのうどんを作りました。
モンゴル料理というとなかなか食べる機会がないので想像がつきませんでしたが、お肉と小麦粉が主で味付けも調理方法もシンプルな物が多いそうです。日本でも手に入るお馴染みの食材に少し変更して、食べやすく、チャレンジしやすいお料理でした。
実際にやってみると、小麦粉を捏ねたり生地を丸めたり伸ばしたり、肉だねを包んだりと、子ども達が喜ぶような作業ばかりで、改めて岡林さんのメニューチョイスに感謝。作業量は多かったですが、さすがの高学年で、どの班も楽しんで取り組みました。
盛り上がりすぎて少し時間が多めにかかったりもしましたが、岡林さんのきめ細やかなご指導と気遣いもあり、着々とお料理ができました。
小麦粉を練って、とてもとても大きなボール状にするのに歓声が上がったり。それを2つに分けて少し寝かせてる間に野菜や肉を切ったりと手際の良いチームプレイ。寝かせた生地を棒状にし、それを包丁で切り分けて、丸めて伸ばして皮を作り、具をたっぷり乗せて包んでいきます。なかなか上手に包むのにコツがいるけど、綺麗に包めると楽しく、皆熱中しました。
味付けはお肉や野菜の出汁と岩塩だけというシンプルなものでしたが、そうは思えないほど味に深みがあり、とても美味しく出来あがりました。
子ども班では、岡林さんの娘さんがリードしてくれて、アレンジした本格的な餃子の包み方を披露してくれました。ステキで思わずシェアしてもらいました。
皆で協力して出来上がったお料理を食べながら、岡林さんにモンゴルの話をしてもらったり質問させてもらいました。モンゴルはとても寒いので、身体を温める為にお肉を良く食べたり油っこいお料理も多く、その分食後に塩を入れたミルクティーでさっぱりさせるそうです。こうしたお料理で現地の暮らしに思いを馳せられるのもとても貴重ないい経験でした。
「餃子を包むのが大変だったけど楽しかった〜」「モンゴル料理って難しいかと思ったけどおうちでも作れそう!」「お父さんに作ってあげたい」等の声や、またお料理教室をしてほしいとの嬉しいリクエストもありました。
講師の岡林さんはとても楽しんで取り組んでくださったのがありがたく、その気さくでおおらかな人柄と魅力的な話術に惹き付けられ、参加者は予想以上にモンゴルのことに想いを馳せられる時間となり、例会が楽しみになる事前でした。
料理教室は岡林さんからの提案、そして参加の土佐チルの子ども達の希望で実現しました。普段なかなか見えない中高生の興味を知ることができ、実施してよかったです。こういった、子ども達の希望を取り入れた行事がまた出来るといいなと思います。
( 子どもの舞台研究部 S.K )
美味しかった~楽しかった!!岡林さんありがとうございました!