北地区主催『西上寛樹さんを迎えて』座談会

北地区は、江ノ口・秦・下知地区で主に活動しています。これから高須地区にも活動を広げようとしています。オンラインの活動も!?北地区に遊びに来てね♪

8/20(木)13:00〜、城見ヶ丘公民館『しろみん』にて、北地区の「西上寛樹さんを迎えて』の座談会が行われました。
参加者は会員のおとな7人、子ども8人でした。

西上寛樹 氏
・児童演劇専門のプロの劇作家・演出家
・1983年 愛媛県宇和島市生まれ

シナリオ工房天邪鬼主宰
・9月例会『はれときどきぶた』脚本 演出
・児童演劇を通して社会と関わり、子どもを通して人間とは何かを考えています。

皆で間隔をとって床に車座に座り、まさに『座談会』形式で、うちとけた気軽な催しでした。

まず『西上寛樹さんって誰?』を解くような自己紹介をしてもらった後、参加者全員自己紹介として『最近気になること』を話しました。
家族のこと、仕事のこと、劇場のこと。それぞれが気になることは違います。
西上さんは、自分は『客席を見る演出家』で、観客席で何が起こっているかが1番気になる、と、スライドで劇を見るときの子どもの様子を読み解きながら、いろんなことを語ってくださいました。
そもそも人間が言葉を持ったのはいつ?なぜ言葉を持つようになったと思う?
疑問に思ったことは根本を辿る、という西上さんの話は、人間の誕生にまでさかのぼり、飽きさせません。

観劇をする時に、静かにじっとして観ることは大切ではあるけれど、子どもの行動は心の動きと連動していてつい動いてしまうのが基本。だから観劇をする時に姿勢の自由が許されれば、子どもたちの感じたことは行動に現れて、そこから波動が広がるように、周りにも共感が広がっていく。
こども劇場での観劇の良いところは、そうした自由な子どもの感性が隣へ、周りへと広がっていって、おとなもまきこんでつながることなのではないか。

はじめの自己紹介でも、参加者の気になることのほとんどは、自分の子どもや周りを取り巻く人との関係についてでした。自分にとっての弱点ともいえる話を安心して話せるのは、こうした観劇の場を共に体験して、心を揺り動かすことや、長期的に成長していく様子を知っている仲間だからこそなのだろう、と思います。
子どもの感性を自由に発揮できる場を大切にしていくことで、おとなも自由に泣いたり笑ったりできる関係を作れるのかもしれないなぁ、と思い、これからもこういう場で自分語りをしあいながら成長していきたいな、と思いました。

タケ

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