【創立50周年記念公演/特別例会 報告】
オペラシアターこんにゃく座 オペラ『森は生きている』

子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。
定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。

2021年12月19日(日)14時開演、高知県立県民文化ホール オレンジにて、【高知市こども劇場創立50周年記念公演/特別例会】オペラシアターこんにゃく座 オペラ『森は生きている』の上演がありました。

創立50周年の記念の年にオペラシアタ―こんにゃく座オペラ『森は生きている』を観たいと言い始めたのは4、5年前のことでした。ずっと夢の作品だったオペラ『森は生きている』が高知県立県民文化ホールとの共催で実現しました。

2年半ほどの準備期間を経て迎えた当日。全国的に寒波におおわれ、寒い朝でした。こんにゃく座の皆さんも富山からの移動だったので雪で大変だったようです。大がかりな舞台の搬入がすむとロビーの飾りつけに取り掛かりました。飾りつけについては、何度も話し合いを重ね、設計図を作り、段取りを考えました。そしてサポートメンバーの助けを借りてイメージどおりの飾りつけが出来上がりました。50周年を祝うコーナーの「50周年の木」の下に植えられたマツユキソウは実行委員や地区運営委員の手作りです。劇場キャラクターと一緒の記念撮影コーナーも準備しました。劇場の50周年記念グッズ、こんにゃく座のCD・Tシャツなど、TSUTAYA中万々店の本、と3つの物販も並び、にぎやかになりました。

その頃楽屋では、お菓子や果物やお弁当などの差し入れが!
シフォンケーキには『祝50th』の嬉しい文字が♡、高知の食材を使ったス・ルラクセさんのお弁当は高知の食材を使ったもので、こんにゃく座の皆さんに美味しい~と大好評でした。

開場1時間前くらいから、ちらほら人が並び始め、開場する頃には県民文化ホールを取り囲むようにその列は長く伸びていました。寒い中ありがたいことでした。チケットの売れ行きも良かったので2階も開けることになりました。800人近いたくさんの方に観ていただけてうれしい悲鳴です。

オペラ『森は生きている』の幕が上がりました。こんにゃく座の歌役者の伸びやかなそして透き通った歌声がホール中に響きます。コミカルなシーンでは笑い声があがり、つらいシーンでは心添わせ、舞台と会場が一体となった空気がありました。マツユキソウが一斉に咲くシーンでは、7月の事前ワークショップでみんなで歌った場面がよみがえり、こみ上げてくるものがありました。カーテンコールでは感動の拍手が長く続き、別れを惜しみました。

終演後のロビーはさながら同窓会のよう。元会員の方やゆかりの方がたくさん来てくださっており、あちこちで再会をよろこぶ姿が見られました。物販の売れ行きもよく、特に劇場グッズのマツユキソウつきスペシャルセットはあっという間に完売でした。

搬出終了後、ロビーでこんにゃく座の方と実行委員、理事とで交流会を行いました。コロナ禍でしばらく交流会はできていなかったので、飲食無し・短時間の会ではありますが、お互いにとても楽しみにしていました。こんにゃく座も高知市こども劇場と同じく創立50周年を迎えられ、手作りのマツユキソウをプレゼントして、共に祝うことができました。
どんなにこの日を待っていたか、今日の感激をみんなで共有できて幸せな時間でした。
名残をおしみながら記念撮影をして、再会を誓ってお見送りしました。
朝早くから長丁場でしたが、大きな事業をやり遂げた充実感でいっぱいでした。

森は生きている実行委員長 A・Y

赤岡騎手の観劇招待は15年目を迎えました

12月例会は毎年、高知けいばの赤岡修次騎手とその賛同者の方々が、高知市立高知特別支援学校の生徒さんとそのご家族、高知県立障害者スポーツセンター利用のご家族を観劇招待しています。
今年は残念ながら赤岡騎手の来場は叶いませんでしたが、招待された皆さんは例年と同様に生の舞台を楽しまれました。
開演に先立ち、高知市こども劇場中郷理事長より、挨拶と赤岡騎手のメッセージの代読がありました。
招待寄付の活動を支えて下さった方々と毎年招待を受けていただいた方々に感謝を込めて、これからも観劇招待を続けて行きたいとの思いと、こども劇場への未来へのエールをいただきました。
今年でご招待の累計数は874人となりました。 これからも益々のご活躍をお祈り申し上げます。

コロナ対策

検温・手指消毒・手洗い・マスク着用・換気を行い、密にならないような会場作りをし、終演後はゾーンごとに退場してもらうよう誘導しました。
今回、1階は席を詰めて2階席は1席ずつ空けて座るようにしました。

本事業は、以下助成金の協力を得て行いました。
公益財団法人 高知県文化財団
公益社団法人 企業メセナ協議会 2021芸術・文化による社会創造ファンド

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