子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。
9月20日(水),21日(木)19:00〜高知市文化プラザかるぽーと小ホールにて低学年例会「ともだちや あいつもともだち」がありました。
ロビーには8月末のこども劇場の行事「縁日」の写真とともに「ともだちや」のかわいい顔出しパネルがありました。子どももおとなも顔を出して「ともだちや」の主人公になりきっていました。
今回の舞台は「ともだちや」シリーズから三作品をもとに構成されています。
メンバーは三人で、木の精の登場からお話が始まりました。
キツネとオオカミはほんとうのともだちとは何かを探し考える旅に出ます。
キツネは「ともだちや〜一時間百円で〜す」とともだちやののぼり旗をせおってともだちを見つけます。そこで出会ったかわいい動物たちと遊んだり話をしていくうちにともだちってこういうことかな、とキツネは感じていきます。
そしてオオカミに出会い「ともだちからお金をとるのかい?ほんとうのともだちならお金なんて必要ないよ」と言われます。
キツネはそのときオオカミとほんとうのともだちになれたと思いました。だけど、お互いがほんとうにともだちと感じているか確認をしたかったので、キツネとオオカミがそれぞれ入れ換わることにしました。
キツネとオオカミの配役を入れ換えるという大胆でおもしろい演出です。
配役が変わるとまた見る景色が違ってきます。相手の立場にたてば相手の気持ちがよくわかりますね。
子どもたちは楽しくて予想外な演出に大笑いしたり、応援したり、怒ったり素直に感情を表現していました。
おとなもくすくす笑ったりしんみり思ったり。ほんとうのともだちってなんだろう、ふとおとなも考えます。
ヒロ