幼児例会『てんぐちゃん』劇団むう
こども劇場おすすめ!9月の舞台鑑賞作品

高知市こども劇場では、子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。定期的・継続的に会員が集って観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。

【幼児例会】 『てんぐちゃん』(劇団むう) 
2022年 9月 23日 (金・祝) 11:00 開演、14:00 開演 
(開場は開演の20分前) 上演時間 50分 
高知県立県民文化ホール 第5多目的室
※13:00開演→11:00開演、14:00開演に変更になりました。

人間でも動物でもない者の芝居を創りたくて・・・

立派な ❝てんぐ❞ になるために
一生懸命修行している てんぐちゃん
てんぐちゃんの大事なものは 空を飛ぶときに履くゲタ
オニ坊の大事なものは 金棒 
でも本当かな?
本当に大事なものは 何?

誰でもあるよ『大事なもの』。
親や友だちからもらったもの やっと手に入れたもの
これがないと不便なものetc。
大事だと思う人にしかわからない【思い】がいっぱい詰まっている。
だから大事にしたい その人の『大事なもの』 一緒に探してくれたのは オニ坊。
励ましてくれたのは 亀じいさん。
辛い時、悲しい時、きっと一人じゃないよ。

劇団むう 島﨑薫さんにインタビュー!

Q 劇団むう をご紹介ください。
A 劇団うりんこに所属しておりました。島﨑と川松万里子が2006年4月に立ち上げました。二人でどこまでのことが出来るのかさっぱり分からず、自分にとって劇団うりんこを辞めて、新しい道を歩いていくことに、恐怖と楽しみが背中合わせでした。
ここまで続けて来られたのは、子どもたちの笑顔に会いたいという思いだけだったかもしれません。面白くない時、面白い時、ちゃんと正直に反応してくれる子どもたちへの挑戦だったと思います。絶対に舞台に集中してもらい笑顔いっぱいで家に帰ってもらえるものを創りたいと思っていました。今でも、そう思っています。
でも、私たちはだんだん年を重ね、子役を子どもたちの前で演ずるのは、そろそろ無理かな・・・と思い始めています。でも、なかなか芝居を辞めることはできませんので、おとな向けか、劇場で言うと高学年に向けてのお芝居を創っていこうと考えています。理想は、セットは殆どなくて二人か三人くらいの芝居で、客席の中でやれると面白いなぁと思います。
もう5年くらい考えているのですが、ネタがなかなか探しきれなくて・・・そこが問題です。

Q 演じることで伝えたいことは
A これはとても難しい。伝えたいことがあるから芝居をやっているのではなくて、芝居をやりたいだけなんです。劇団うりんこを辞める時、芝居をやろうと決めました。あのまま劇団うりんこにいたら、役者をやっていなかったかもしれません。ですから、今私はとても幸せで、皆さんに私の幸せに付き合っていただいているのです。皆さんに楽しんでいただける芝居を創りたい!と思っています。

Q 高知といえば何ですか
A 何だろう?風景は、やはり桂浜が浮かびますが、「人」ですね。何度も高知によんでいただいているので、高知というと劇場の皆さんのお顔が浮かびます。高知と名古屋、とても遠いのに近い気がします。台風が高知に上陸というニュースを聞くと、皆さんがお元気かなと心配になります。
あと、高知弁。いいんだなぁ、これが。

Q 島﨑さんにとって❝大事なもの❞は
A 「後悔しない行動をとること」かな。小さなことはどうでもいいんです。でも、人生の転機になるような後悔をする行動をとらない。結構長く生きているので、色々ありますが、あの時ああすれば良かったと後悔することは絶対にしたくないと思った事柄がありました。それからは、このことが私が今生きていく上で柱になっています。

Q 原作本との出会いは
A まず、原作本の絵の可愛さに、「これ!いい!」と思い、人間ではない妖怪ものもいいなぁと思っていた時でしたので、決めてしまいました。これがいけませんでした。だって、てんぐは空を飛ぶんです。人間の役者がどうやって空を飛ぶことが出来ますか?試行錯誤した結果が今あります。ああ、表現って難しい。このことは、ご覧いただいた後、ぜひご感想をください。

* 原作本のご紹介 *

理論社 『てんぐちゃん』 『てんぐちゃんとふたごのおに』
   もりやま みやこ・作  かわかみ たかこ・絵

 とっても可愛らしい絵が印象的ですが、内容はしっかりと考えさせられるお話となっています。
 絵本の中ではボリュームが大きく、絵よりも文章が多く書かれているため敬遠されがちかもしれませんが、非常に読みやすくて、すぐに読めてしまいます。
 読んでいるうちに正しい道徳心も身に付きそうな、おとなでも子どもでも楽しめる・・・そんな素敵な本です。

劇団むう と 高知市こども劇場 の出会いは、今回で4回目!過去の3回は
2010年 12月 『おこんじょうるり』
2015年 12月『ぶたさんとねずみさん』
2018年 9月『こぎつねコンとこだぬきポン』



〜舞台を楽しむために〜

  1. 事前に体温をはかり、体調がおかしい方は参加を見合わせてください。
  2. マスクの着用にご協力お願いします。
  3. 会場に来られましたら、手洗いか手指消毒をおねがいします。(ハンドタオルorハンカチ等をお持ちください。)
  4. チケットはご自身でちぎり、半券を箱に入れてください。
  5. アンケート・チラシなどの配布物は自分で取ってください。
  6. 上演中は扉を閉めますが、会場内は換気しています。

本例会は高知市こども劇場 新型コロナウイルス対策指針 に基づいて開催いたします。
高知市こども劇場における 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン


特定非営利活動法人 高知市こども劇場
開局時間 火曜日~金曜日 10:00~18:00
     土曜日     10:00~17:00
    (日、月、祝日および例会翌日は閉局)
TEL:088-879-7160 FAX:088-879-7161
〒780-0056 高知市北本町1-5-8
E-Mail:npokgkochi@mc.pikara.ne.jp

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