公益財団法人高知県文化財団事業助成
公益社団法人企業メセナ協議会『2021 Arts Fund』
記念公演/特別例会
オペラシアターこんにゃく座 オペラ『森は生きている』

主催:特定非営利活動法人 高知市こども劇場 / 高知県立県民文化ホール

Photo前澤秀登

日時:2021年12月19日(日) 14:00開演
場所:高知県立県民文化ホール【オレンジ
】全席自由
対象:4以上(3歳以下入場不可)
料金:こども1500円(4~高校生) / おとな4000円

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新しい年を迎える大晦日、わがままな女王が、4月に咲くマツユキ草がほしいと言い出したために、国中は大さわぎ。ほうびの金貨に目がくらむ継母のいいつけで、マツユキ草を採ってくるようにと1人の娘が真っ暗な森に追いやられます。そこでは12月(じゅうにつき)の精たちがたき火を囲んで新年の儀式の最中でした。娘の話を聞いた4月の精は、他の月たちに頼んで1時間だけ「時」をゆずってもらいます。娘はマツユキ草を手に入れましたが、それを渡された女王は、自らマツユキ草を摘むために吹雪の森へと出かけます。しかし、そこで待ち受けていたものは…。

 

   オペラシアターこんにゃく座YouTube

「創立50周年の記念の年に、大きな舞台を観よう!」
そう考えたとき、真っ先にオペラシアターこんにゃく座(以下こんにゃく座)のオペラ『森は生きている』の名前があがりました。2021年、こんにゃく座も同じく創立50周年を迎えます。
高知市こども劇場では、創立30周年の2001年5月に
『ロはロボットのロ』 そして、12月には30周年のフィナーレを飾る、特別例会オペラ『森は生きている』を上演し、 こんにゃく座イヤ-となりました。 この時は高知県立県民文化ホールオレンジでの2ステージが満席となり、大きな会場でたくさんの人と、舞台上で躍動する歌役者たちの演技と素晴らしい歌声にとても感動したのを覚えています。
今回も劇場会員は特別例会として参加しますが、広くお知らせしてできるだけたくさんの方たちと楽しみたいと考えています。

『ロはロボットのロ』

ロはロボットのロ』 こちらの作品もとても評判がよく、毎年再演を希望しましたがなかなか叶えられず、やっと再演となったのは2016年で、高知市こども劇場の声が届いた瞬間となりました。
2001年からの20年の間には、上記2作品のほかに『どんぐりと山猫と林からきこえてきた歌』『注文の多い料理店』『セロ弾きのゴーシュ』『ピノッキオ』『うたものがたりよだかの星』『銀のロバ』が上演され、こんにゃく座と高知市こども劇場とのつながりも深まりました。

『銀のロバ』

『森は生きている』は、こんにゃく座のレパートリーの中でも大きな作品です。
20年の時を経て高知市こども劇場創立50周年を迎えた喜びと共に、2021年12月オレンジホールという大きな会場で、再びあの感動と出会う人、初めて『森は生きている』という舞台の楽しさ、アンサンブル(声の重なり)に出会う人、おとな・子ども・たくさんの人と『森は生きている』という素晴らしい舞台を通じ、つながりたいのです。

ロシア人作家のサムイル・マルシャークにより1943年に書かれた戯曲で、1953年湯浅芳子が翻訳し岩波書店から出版されました。
「この作品は、古くから伝わるスラヴ伝説、すなわち新年をひかえた大晦日の晩に、1月から12月までの月の精がのこらず森の中で出逢うという伝説をもとにして書かれたもので、境遇の不幸に負けることなく、いつも明るさと他人への思いやりを失わず、雄々しく勤勉に働く少女が、思いもよらぬ幸福をえたという、いわばソビエトのシンデレラストーリーです。継子いじめがあったり、娘とおなじ年ごろの両親のいない女王のわがままがあったりして物語は展開しますが、この作品の底にながれている高いヒューマニズム、人間や社会に向けた作者の眼の鋭さ、深さなどによって、この作品は普通ありきたりの童話劇でないものになっています。
マルシャークがこれを書いた年、ソビエトでそのころ一番名誉とされていたスターリン芸術賞をうけました。そして1948年にモスクワ芸術劇場で上演されたのです。
日本でも「俳優座」や「仲間」によって上演され、子どもはもちろん大人の観客まで夢中になっています」(「森は生きている」岩波書店・訳者あとがき抜粋)

日本各地で公演されるようになった「森は生きている」とは別に、林光は物語のさまざまな場面にマルシャークが書かなかった劇中歌を綴りはじめました。その歌が相当な数にのぼったころ、そろそろ「森」をオペラにしませんか、というこんにゃく座からの申し出を受けて、林光は自ら台本を書いて、オペラ『森は生きている』を完成させました。1992年にこんにゃく座により初演され、上演回数はもうすぐ1000回を数えます。(こんにゃく座資料より)

作曲家・林光(1931-2012)は、1975年よりこんにゃく座の音楽監督、座付作曲家を、1997年より芸術監督を務めました。現在、萩京子を代表・音楽監督とし、約40名の歌役者を擁し、年間およそ250公演の上演活動を続けています。
そして2021年2月にオペラ『森は生きている』は、眞鍋卓嗣 氏の新演出で生まれ変わります。

本事業は、以下助成金の協力を得て実現しました。
公益財団法人 高知県文化財団
公益社団法人 企業メセナ協議会 2021芸術・文化による社会創造ファンド

高知市こども劇場創立50周年記念事業
森は生きている実行委員会

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