【低学年・高学年合同特別例会報告】蒼い企画『いつでもどこでもびりとブッチィー』

子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。
定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。

『いつでもどこでも　びりとブッチィー』　蒼い企画
2025年12月7日(日)14:00開演　高知県立県民文化ホール(グリーン)

今年最後を締めくくる特別例会は、ことばはないけれど、心が通じあうステキな舞台でした。

短いエピソードが、パントマイムやジャグリング・マジック・音楽などを使って演じられます。その姿はお茶目で楽しくて、子どももおとなも一緒に笑わずにはいられませんでした。

びりはホーボースタイル(放浪者)のクラウン、ブッチィーはオーギュストスタイル(お茶目で元気)のクラウンで、35年以上のキャリアを重ね、良質で暖かな笑いを届け続けています。

ブッチィーの手の中にあるチョコレート。びりも食べたくてたまらないけど、どちらの手にあるか当てないと食べられません。客席の子どもたちが「こっちこっち～」と一生懸命伝えたけど、なかなか当たらず…（ブッチィーの絶妙な入れ替えにより）客席と舞台に一体感が生まれました。

この作品の制作担当の大森ちづえさんは「子どもたちの笑いの壺と大人の笑いのタイミングがズレる事があります。それは家に帰ってたくさんお話して欲しい会話の材料です。こんな時代だからこそ日本中、そして世界中にびりとブッチィーの笑いが届くことを願っています。」とメッセージをくださいました。(広報紙　かんげきnews　巻頭文より抜粋)

会員・ご招待の親子・特別券を購入された方など、みんな心が温まって笑顔で帰路についただろうと思える12月の一日でした！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　子どもの舞台研究部　ayaya

赤岡騎手の観劇招待は19年目を迎えました！

12月例会は毎年、高知けいばの赤岡修次騎手とその賛同者の方々が、高知市立高知特別支援学校の生徒さんとそのご家族、高知県立障害者スポーツセンター利用のご家族を観劇招待しています。

12月例会では毎年、高知けいばの赤岡修次騎手の社会貢献活動の1つとして、赤岡騎手とその賛同者である吉本正仁さん、和食仁志さん、サニーマート労働組合さんの寄付により、高知市立高知特別支援学校の生徒さんとそのご家族、高知県立障害者スポーツセンター利用のご家族が招待を受け、舞台作品の鑑賞を楽しんでいます。

私たち高知市こども劇場も鑑賞の場を提供することで、赤岡騎手の社会貢献活動に協力していることを嬉しく思っています。赤岡騎手はこの活動を19 年続け、招待者数は1000人を超えました。来年はついに活動20年目を迎えます。

残念ながら例会当日、仕事のため赤岡騎手の来場は叶いませんでしたがメッセージを寄せてくださり、会場で理事が代読しました。以下、赤岡騎手のメッセージを掲載します。

今年は、19回目の観劇の招待日に仕事の都合で会場に行く事が出来ず残念です！
来年の20周年には直接会場に行ける事を楽しみにしています！
本日も高知市こども劇場の皆さん、賛同者の方々、高知市特別支援学校の皆さん、そして高知県障害者スポーツセンターの皆さんのご協力のお陰でこの日を迎える事が出来ました！
この活動も、はや19年目を数える迄になりました。これまでに1,000人以上の方を招待出来たと思うと感慨深いものがあります！最初に招待観劇に来てくれた子供達は、もう20歳を超えていると思いますが、この招待観劇の事を覚えていて少しでもこの出来事が人生の役に立っていれば幸いと思います！今回初めて参加されるご家族の方もリピーターのご家族の方も今日の観劇を楽しんで行って下さい！短いですがあいさつの言葉とさせて頂きます！

騎手を続けていく限りは、この取り組みを続けていきたいと、赤岡騎手は語っていました。
赤岡騎手の招待で一緒に観劇をした方々の心の中に、鑑賞した舞台のことがなんらかの形で残っているなら、私たちもとてもうれしいです。
どんな状況でも諦めずに挑戦し続ける赤岡騎手に、私たちも前を向く力をいつもいただいています。
こども劇場も、引き続き子どももおとなも一緒に、生の舞台を鑑賞できる場を、作り続けたいと改めて思いました。
来年、ついに活動20年目を迎える赤岡騎手と会場でお会いできるのを楽しみにしています。

特定非営利活動法人高知市こども劇場理事長霜田沙衣