もっと聞きたい!がぎゅっと詰まった1時間。続きは会場で!
~講演会第1部座談会登壇者オンラインミーティング報告~

11 月に入り、高知市こども劇場 50 周年記念講演会『心の栄養ってなんだろう?』まであと少しとなりました。本番への準備として、11月5日(金)、第 1 部の登壇者と司会者でオンラインミーティングを行いました。
講演会の第 1 部『こども劇場会員座談会』は、子どもと文化芸術・子どもの豊かな育ち・自分自身の生き方などについてどう考えどう関わって来たかを語り合うことで、50年の活動の中にある『心の栄養』を探っていく時間です。
第1部の登壇者は、活動にも運営にも関わってきた会員と事務局長の計5人、そして司会者は現理事長です。今回のミーティングでは、あらかじめ配った質問を元に司会者が順番にお話を聞いていきました。

5人5様の思いが溢れるオンラインミーティング

オンラインミーティングでの質問は次の5項目。

  1. 会員になって何年経ちましたか?
  2. お子さんのことを教えてください。(人数、年齢、会員か否か、など)
  3. 高知市こども劇場に入会したきっかけはなんですか?
  4. こども劇場のおすすめポイント「ここが好き!」を教えてください。
  5. 来場くださる皆さんへのアピールポイント「こんな話をするつもり。ぜひ来てね!」を教えてください。

今回の登壇者は、会員になってからの年数が一番短い人でも11年、長い人はご自身が小学校の時に入会してもうすぐ40年とのこと!
お話を聞く中で、「自分自身舞台を観るのが好き」「子どもと共に楽しみたい」「子どもにいろんな体験をさせたい」「子どもたちと文化的なことに関わりたい」など、長らく在籍する会員でもそれぞれこども劇場の活動に期することが多様であることがわかりました。50年を通じて培った、組織としての受け皿の深さを感じずにはいられません。
また、「転勤が続く中、全国各地で『こども劇場』の(舞台鑑賞)例会のチラシを見かけるたびに気になっていて、高知市に落ち着いてやっと入会できた!」という人もいれば、「こども劇場は全く知らなかったけれど、子どもが通う小学校で出会った人から勧められて、初めて存在を知って入会した!」という人もいました。事務局長はこども劇場への就職がきっかけで入会、以来35年の活動の中で伴侶を得、家族も増えて今に至るそうです。まさに劇場と共に歩んだ人生!その話、もっと掘り下げたい!と言いつつ、話題は 4.のおすすめポイント「ここが好き!」へ。。。

こども劇場の魅力って何?

講演会に参加される予定の皆さんも興味があることでしょう。
こども劇場の魅力っていったい何でしょう。ミーティングで出たものの一部を以下列挙してみました。

  • 子ども時代は観た後に親子やきょうだいで舞台について語ることが楽しかったり、知らぬ間におとなの知り合いが増えていたこと。おとなになってからは自分の子どもにおとなとして本気でグッと取り組む背中を見せられたこと。
  • 学校とも地域とも違う、子どもといろんな立ち位置で関われる場所。自分たちのやりたいことや思いを話して一緒に進んでいくことができること。
  • 自分の子どもだけでなく他の子どもと共に成長していく姿が見られること。子どもたちと一緒におとなも参加して活動を作れること。
  • 自分では選ばない舞台作品も観られること。そこに新しい発見がある。おとなになってできた仲間がいて、学園祭のようなノリで活動をし、達成感を味わえること。
  • 自主的な組織だから、自ら動かなければ何もできないし、責任もある。その分自由度もある。

キーワードは『子ども』と『自主性』。真剣に取り組むことで得られるものがあること。それぞれにとっての心の栄養ってこれじゃないかな、が隠れているような意見がたくさん出てきましたよ。
そして最後に 5.のアピールポイント「こんな話をするつもり。」では、なんと「やめたいと思った日のこと」という登壇者が!辛い時に思いのたけを手紙にして事務局長に送ったという人もいました。劇場愛が強いがゆえのエピソードです。それでもなお続けている思いがあるから今に至る、そんなこども劇場の魅力とは何なのか?
活動を通じていつの間にか培われていた段取り力や、人とのつながり、人を信頼する力など、こども劇場以外の場に出ることになり初めて自分の成長に気づいたという話には、一冊の本になりそうな『人生』が見えました。

50周年記念講演会に乞うご期待!

高知市こども劇場の50年の歴史は、その時々の会員たちの思いによって紡がれてきました。
高知市こども劇場という場でさまざまな人と出会い、さまざまな経験を積み重ね、共感し合いながら活動を続けるメンバーはちょっとばかり個性的⁉ 今回のミーティングもあっという間の1時間で、「まだまだ聞きたい!」をいっぱい残して終了しました。
講演会当日の座談会では、「何で私、こんなにがんばりゆうがやろ?その理由を話します」「今の私がどうして出来上がったか?を話します」「半世紀も劇場が続く理由(私見。笑)」等など、登壇者たちも張り切っている様子。
続きは会場で!生の5人の声や表情とセットで、その場でしか得られないモノを受け取りに来てください。そして子どもや自分自身にとっての『心の栄養』って何なのか、見つけに来てくださいね!

高知市こども劇場創立50周年記念事業
講演会実行委員会

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